研究課題/領域番号 |
24590886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
住吉 真帆 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60444767)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食事中脂質 / 腎障害 / 糖尿病 |
研究概要 |
糖尿病性腎症の発症リスクへ及ぼす食事中脂質の影響を検討するために、糖尿病マウスへ高脂肪食を負荷し、腎臓への影響、特にその症状の進行に対する影響を明らかにすることを目的として研究を計画・実施した。 自然発症II型糖尿病マウス(NSYマウス)へ高脂肪食を負荷したところ、血糖値や尿糖に影響を及ぼし糖尿病の進行を早めた。 高脂肪食を負荷したNSYマウスでは著しい皮下脂肪の増加が見られた。この皮下脂肪の増加は、高脂肪食を負荷し耐糖能異常を引き起こした肥満マウスとは異なり、NSYマウスに特徴的に見られたものであった。 そこで、皮下脂肪組織の遺伝子発現解析を行ったところ、いくつかの生活習慣病に関わると考えられる因子の発現に、高脂肪食負荷による変動が見られた(PPAR-δ・u-PAなど)。これらの変動が、代謝異常の増悪や、腎症へどのように影響するのかさらに検討する必要がある。 また、高脂肪食負荷によって腎肥大が観察され、病理切片でも腎障害に進行が観察された。そこで腎障害に関わる因子に対する高脂肪食負荷の影響についてさらに検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
病理切片の解析、特異的な変化の見られた脂肪組織での遺伝子発現解析などを実施し、概ね研究計画の予定通りに研究を実施することができた。
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今後の研究の推進方策 |
腎組織での腎障害に関する因子の高脂肪食による影響について、現在までに得られた結果との関連性についても考慮して検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
前年度に切片の作成を終了した病理切片の解析に時間をかけたため、次年度使用額が生じた。 次年度は、腎組織のタンパク質等の分析を予定しており、抗体やELISAキットなど、研究遂行に必要な試薬・器具の購入、また共同研究施設の施設利用料など、申請通りに使用する予定である。
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