研究課題
基盤研究(C)
自己免疫性心筋炎モデル並びに心房細動モデルのラットを作製し、3週間グレリンの投与を行った。心筋炎モデルでは、グレリン投与により左室径の拡大並びに左室内径短縮率の低下が改善された。また、左室拡張末期圧の上昇も抑制された。グレリンは心筋炎に伴う形態学的コラーゲン密度および組織学的な炎症の増加を軽減した。そして、グレリン投与は心筋でのTh1系サイトカインの遺伝子発現の増加を抑制し、TNF-αやMCP-1などの炎症性サイトカインの遺伝子発現も抑制していた。また、心房細動モデルでは、グレリン投与は心拍数減少効果を示し、心房細動の誘発率を著明に減少させた。
すべて 2014
すべて 学会発表 (1件)