急性冠症候群におけるＣＹＰ２Ｃ１９機能喪失遺伝子の迅速検出と至適薬物治療法の確立

• 研究課題/領域番号: 24591062
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 循環器内科学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 海北 幸一 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (30346978)
• 研究協力者: 吉村 拓巳 熊本大学, 医学教育部
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 循環器・高血圧 / 遺伝子 / 急性心筋梗塞 / 経皮的冠動脈ｲﾝﾀｰﾍﾞﾝｼｮﾝ / CYP2C19遺伝子多型 / クロピドグレル / 経皮的冠動脈インターベンション

研究成果の概要

緊急冠動脈インターベンションを施行する急性心筋梗塞患者において、CYP2C19遺伝子多型を簡便に検出できる簡易測定器(Spartan RX CYP2C19 DNA testing system)にて迅速に遺伝子多型を検出し、抗血小板剤とその投与量を選択し、経時的な血小板凝集能、各種関連マーカーの推移と予後との関連性を検討した。目標症例150例を設定し、前向き介入研究を開始し、平成27年4月末日の時点で108例を登録した。現時点で、上述のマーカーの測定が進行中であり、目標例数に達した時点で、データ解析を開始する予定である。

研究成果

• [雑誌論文] Impact of CYP2C19 polymorphism on platelet function tests and coagulation and inflammatory biomarkers in patients undergoing percutaneous coronary intervention. (2014)
  • 著者名/発表者名: Kaikita K (Corresponding author), Ono T, Iwashita S, Nakayama N, Sato K, Horio E, Nakamura S, Tsujita K, Tayama S, Hokimoto S, Sakamoto T, Nakao K, Oshima S, Sugiyama S, Ogawa H.
  • 雑誌名: J Atheroscler Thromb. 巻: 21 ページ: 64-76
  • NAID: 130004845456
  • 査読あり
• [雑誌論文] Clinical Features and Prognosis of Patients With Coronary Spasm Induced Non ST Segment Elevation Acute Coronary Syndrome. (2014)
  • 著者名/発表者名: Nakayama N, Kaikita K, Fukunaga T, Matsuzawa Y, Sato K, Horio E, Yoshimura H, Mizobe M, Takashio S, Tsujita K, Kojima S, Tayama S, Hokimoto S, Sakamoto T, Nakao K, Sugiyama S, Kimura K, Ogawa H.
  • 雑誌名: Journal of the American Heart Association 巻: 3 号: 3
  • DOI: 10.1161/jaha.114.000795
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Lack of association between peri-procedural myocardial damage and CYP2C19 gene variant in elective percutaneous coronary intervention. (2014)
  • 著者名/発表者名: Yoshimura H, Kaikita K (Corresponding author), Ono T, Iwashita S, Nakayama N, Sato K, Horio E, Tsujita K, Kojima S, Tayama S, Hokimoto S, Ogawa H.
  • 雑誌名: Heart Vessels. 巻: 0 ページ: 0-0
  • 査読あり
• [学会発表] 冠攣縮における最新の話題 ‐冠攣縮薬物誘発試験を再考する‐ (2014)
  • 著者名/発表者名: 海北幸一
  • 学会等名: 第62回日本心臓病学会学術集会
  • 発表場所: 宮城
  • 年月日: 2014-09-26 – 2014-09-28
• [学会発表] 日本のPCI治療における抗血小板療法の現状と展望 (2014)
  • 著者名/発表者名: 海北幸一
  • 学会等名: 第36回日本血栓止血学会学術集会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2014-05-29 – 2014-05-31
• [学会発表] 遺伝子多型と抗血小板の効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 海北幸一
  • 学会等名: 第36回日本血栓止血学会学術集会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2014-05-29 – 2014-05-31