研究課題
基盤研究(C)
肺動脈性肺高血圧症の病態の一部にRho/ROCKシグナルが関与していると言われている。申請者らは筋特異的カベオラ関連タンパクMURCをノックアウトしたマウスで肺高血圧モデルを作製し評価したところ、対照と比べ有意に肺高血圧の程度が抑制されていた。ラット大動脈平滑筋細胞でMURC発現を抑制すると増殖・遊走が有意に抑制されRhoA活性も低下していた。同じカベオラ関連タンパクであるCaveolin-1(Cav1)はGα13との結合によりRho/ROCKシグナルを抑制するが、MURCはCav1とGα13との結合を弱め、Gα13の活性化を介してRho/ROCKシグナルが活性化することを明らかにした。
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