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大動脈外膜に局在する血管前駆細胞を介した血管病変形成メカニズムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 24591122
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関日本大学

研究代表者

山元 智衣  日本大学, 医学部, 研究員 (00613267)

研究分担者 萩倉 一博  日本大学, 医学部, 研究員 (20613269)
松本 太郎  日本大学, 医学部, 教授 (50366580)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード血管前駆細胞 / 血管外膜 / 血管新生 / vasa vasorum
研究概要

本研究においては、血管に局在する血管前駆細胞の局在と血管病変との関わりを検討した。
GFPトランスジェニックマウスの骨髄細胞を放射線照射した野生型マウスの骨髄に移植し、骨髄細胞をGFP発現細胞に置換え、大動脈をリング状に薄切し、3次元組織培養を行うことで、血管前駆細胞が骨髄に由来する細胞であるのかを検討した。その結果、発芽した細胞中にGFP発現細胞はほとんど検出されず、新生された血管にもGFP発現細胞は検出されなかった。このことにより血管前駆細胞は骨髄由来ではないこと、血管新生には骨髄由来細胞ではなく血管外膜に元々局在する血管幹細胞が関与する可能性が示唆され、血管病による血管障害を受けた際、血管前駆細胞は骨髄からの動員ではなく、血管外膜に局在する血管前駆細胞が血管新生に関与することが示唆された。
また血管に高い親和性を示す蛍光標識レクチンをラットに静脈内投与をすることにより血液循環のあるvasa vasorumと血液循環のない血管前駆細胞との判別を行った。その結果、血液循環のない血管前駆細胞はvasa vasorum周辺に多く局在し、さらに血管外膜周囲の脂肪組織中の微小血管周囲にも局在することが認められた。また、動脈硬化モデルラットでは血管外膜においてvasa vasorum、さらには血管外膜周囲の微小血管が増殖することが認められた。以上のことより、血管病変によるvasa vasorum、血管周囲脂肪細胞における微小血管の増殖に血管外膜局在性の血管前駆細胞が関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 大動脈外膜におけるCD34+/CD31-細胞の局在および血管新生への関与2013

    • 著者名/発表者名
      山元智衣
    • 学会等名
      第12回日本再生医療学会
    • 発表場所
      横浜
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 大動脈外膜における血管内皮前駆細胞の局在と血管新生への関与2012

    • 著者名/発表者名
      山元智衣
    • 学会等名
      第11回日本再生医療学会
    • 発表場所
      横浜
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 大動脈外膜に局在する血管内皮前駆細胞の検討2012

    • 著者名/発表者名
      山元智衣
    • 学会等名
      第33回日本炎症・再生医学会
    • 発表場所
      福岡
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] Localization and characterization of vascular resident endothelial progenitor cells in rat aorta.2012

    • 著者名/発表者名
      山元智衣
    • 学会等名
      第20回日本血管生物医学会
    • 発表場所
      徳島
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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