研究課題
基盤研究(C)
今回我々は、肺がん脳転移に対する新規治療法開発のための探索的研究を行った。肺がん脳転移形成を規定する諸因子の検討では、肺がん脳転移巣において種々の血管新生因子の高発現が認められた。新規血管新生阻害剤を用いた治療によりヒト肺がん細胞による実験的脳転移形成が有意に抑制され、担がんマウスの生存期間も有意に延長した。以上の知見より、肺がん脳転移形成における血管新生の重要性が明らかとなり、肺がん脳転移治療における新たな分子標的となり得る可能性が示唆された。
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