研究課題
基盤研究(C)
メサンギウム細胞(MC)、近位尿細管上皮細胞(PT)は腎線維化に密接に関与する。肝型脂肪酸結合蛋白の過剰発現のマウスPTで炎症性・低酸素性障害への抵抗性が認められた。ヒトMCとヒトPTでは、テルミサルタン(ARB)がPPAR-d作用を呈し、PPAR-d依存性にサイトカインの炎症・線維化作用を抑制した。PPAR-a欠損マウスでは、対照マウス(S129)に比して、心線維化が強く、低酸素で増強したが、腎線維化の増悪はなかった。ドキソルビシン誘導性の糸球体障害では、欠損マウスで、尿蛋白が有意に増加し、糸球体硬化が有意に増強していた。これらより、脂質応答転写因子の細胞・組織保護作用が示唆された。
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