研究課題
基盤研究(C)
エイズの治療を困難としている大きな理由にHIV-1の潜伏感染がある。現行の抗レトロウイルス多剤併用療法(cART)はエイズの発症を遅延させることができるが、潜伏感染しているHIV-1には無効であるため体内からウイルスを完全に除去することができない。PI3K/PTEN/GSK3β経路は様々な成長因子・増殖因子により活性される。本研究では、PI3K/PTEN/GSK3β経路がHIV-1感染時に活性化されており、PI3K/PTEN-Akt/GSK3β経路の制御がHIVの感染および潜伏感染の再活性化に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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