研究課題
基盤研究(C)
心臓前駆細胞の細胞増殖・分化の転換機構にポリコーム遺伝子群が関与するか明らかにするために、Pcgf5ノックアウトマウスを作成し、その表現型を解析した。その結果、ホモ個体は野生型よりも小さいものの正常に成長し、生殖能力も維持していた。しかし、生後1年付近でホモ個体のみが死亡し、その多くが心拡張、線維化を伴った心不全症状を示していた。生後12ヶ月のホモ個体において左室駆出率の減少、心拡張、胎仔期及び心不全時に特有な遺伝子群、Nppa/ANP、Acta1/αSK、Myh7/βMHCの発現上昇が確認された。以上の結果から、Pcgf5は成熟心筋細胞の機能維持に重要であることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)
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