研究課題
基盤研究(C)
抗うつ薬を服用していないうつ病患者13名と年齢性別を一致した健常者を対象に、NETに選択的な放射性プローブ(S,S)-[18F]FMeNER-D2を用いてpositron emission tomography (PET)検査を施行した。尾状核を参照領域としたNET結合能を算出した。その結果、うつ病患者群は健常者と比較して視床においてNETの結合能が上昇していた。視床の下位分類の中では前頭前野に投射する部位でのみ群間差がみられた。一方、青班核の結合能はうつ病群と健常群の間に有意な差はみられなかった。うつ病では視床のNETの神経伝達に機能障害がみられ、病態生理と関連している可能性が示唆された。
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