研究課題/領域番号 |
24591721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
橋岡 禎征 島根大学, 医学部, 講師 (00622523)
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研究協力者 |
MCGEER Patrick L. University of British Columbia, Department of Psychiatry, Professor Emeritus
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ヒトグリア細胞 / 炎症性活性化 / 神経毒性 / ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤 / L型カルシウム拮抗剤 / 国際研究者交流 / カナダ |
研究成果の概要 |
ヒトグリアの神経毒性を導く炎症性活性化の解析と、その神経毒性を抑制する薬物同定を行った。ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤が、インターフェロン-γによって活性化されたアストロサイトの神経毒性を有意に抑制した。またL型カルシウム拮抗剤は活性化アストロサイトのみならず活性化ミクログリアの神経毒性も有意に抑制した。これらの薬物は、活性化アストロサイト内の炎症性転写因子STAT3の705チロシン残基のリン酸化を抑制した。以上より、活性化ヒトアストロサイトの神経毒性は、STAT3のリン酸化の阻害によって抑制され、上記薬物が、活性化グリア細胞が関与している神経変性疾患の治療に応用できる可能性が示唆された。
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