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腫瘍細胞株をもちいたGIST悪性化の関連分子の同定とその機能分析

研究課題

研究課題/領域番号 24591934
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関新潟大学

研究代表者

神田 達夫  新潟大学, 医歯学系, 講師 (80303147)

研究分担者 近藤 格  独立行政法人国立がん研究センター, 国立がん研究センター研究所, 分野長 (30284061)
廣田 誠一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50218856)
中島 真人  新潟大学, 医歯学系, 助教 (60588250)
研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードGIST / KIT / 悪性化 / 細胞培養 / 肉腫
研究概要

本研究の目的は、消化管間質腫瘍(GIST)の安定細胞株を確立し、その細胞を材料としたプロテオーム分析によりGISTの悪性化に関与する分子を同定することであった。本年度は初年度、かつ最終年度となったが、新潟大学医歯学総合病院で臨床的GISTと診断され、外科的に切除された新鮮腫瘍標本25検体について細胞培養が試みられた。うち、3例は培養開始後、組織学的に非GIST(線維肉腫1例、神経鞘腫2例)と診断され、残り22例においてGISTの組織学的診断が得られた。GIST22例のリスク分類は、超低リスクが1例、低リスクが8例、中リスクが6例、高リスクが2例、転移腫瘍が3例、検査中が2例であった。切除された新鮮腫瘍を細切し、仔牛血清加DMEM培地に培養した。2例が感染のため培養初期に廃棄されたが、20例において初期の培養に成功した。しかしながら、継代を重ねるにしたがい培養細胞はKIT発現を喪失し、それに伴い増殖活性も低下した。残念ながら、現時点では細胞株化に至った症例はいまだにない(継代回数の中央値は6代。最短1代、最長39代)。2例において培養細胞のKIT遺伝子分析が行われ、もととなった腫瘍と同一の遺伝子変異であることが確認された。このことから、培養過程におけるKIT発現の喪失はepigeneticな変化であることが示唆された。より安定的な培養を得るため、培養液の変更、三次元培養、脱メチル化剤の添加などが行われたが、KIT発現および細胞発育の改善は得られなかった。GIST細胞の培養は技術的に難しい。今後、研究を継続するためにはGIST882など他施設保有の細胞株の使用も考慮する必要がある。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 切除不能・転移性GISTに対するイマチニブ治療:長期の耐容性と長期成績.パネルディスカッション「消化管GIST治療の准歩と長期予後」2012

    • 著者名/発表者名
      神田達夫、石川卓、廣田誠一
    • 学会等名
      JDDW2012 (日本消化器外科学会)
    • 発表場所
      神戸国際展示場(神戸市)
    • 年月日
      2012-10-11
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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