研究課題
基盤研究(C)
高い転移能をもつ大腸癌細胞株SW620はCXCR3とCXCR4を共発現するが、CXCR3ノックダウン、CXCR4ノックダウン、CXCR3/CXCR4ダブルノックダウンした3種の細胞株を樹立したところ、CXCR3、CXCR4のノックダウンでもリンパ節、肝、肺への転移が抑制されたが、CXCR3/CXCR4ダブルノックダウンでは最も強く抑制された。骨髄球と癌悪性化との関連ではヒト大腸癌肝転移においてSAMD4欠損した転移巣はCCL15を発現し周囲にCCR1陽性骨髄球が集族し、術後の再発リスクが有意に高かった。以上の結果はCXCR3、CXCR4、CCR1の阻害薬が治療に結びつく可能性を示唆する。
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Gastroenterol
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http://gisurg.kuhp.kyoto-u.ac.jp/info