研究課題
基盤研究(C)
脳組織は血流の途絶(虚血)に対し非常に脆弱である。脳の虚血傷害に対してさまざまな脳蘇生療法が導入されつつあるが,いまだその効果は限定的であり,新たな治療方法の開発が必要である。アセチル-L-カルニチン(ALCAR)は生体内に存在する化合物であり,クエン酸回路へのエネルギー源の供給と抗酸化作用によって脳保護効果を有するといわれている。本研究課題は,ALCARの脳エネルギー代謝への効果を核磁気共鳴法によって,抗酸化能を電子スピン共鳴法によって評価した。虚血負荷からの回復時の脳エネルギー代謝の改善と直接的なフリーラジカル消去能が,ALCARの脳保護効果の機序であることが示唆された。
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http://www.med.oita-u.ac.jp/seiri1/