研究課題/領域番号 |
24592308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
伊奈川 岳 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (60336584)
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研究分担者 |
後藤 隆久 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00256075)
内本 一宏 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (50710951)
高橋 琢哉 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20423824)
宮崎 智之 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30580724)
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研究協力者 |
富永 洋介
朝倉 彩子
弓場 由紀
米崎 久美子
足立 明子
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 吸入麻酔薬 / 記憶学習 / 海馬 / 受動回避 / 神経可塑性 / 長期増強 / AMPA型グルタミン酸受容体 / 静脈麻酔薬 / グルタミン酸受容体 / 電気生理学 / 忌避刺激 |
研究成果の概要 |
本研究では、成体ラットに対する2時間の臨床用量のイソフルラン曝露によって,その遠隔期(麻酔薬曝露の数日後以降)に,空間認知を含む文脈依存的な記憶学習が障害され,海馬長期増強が抑制されることが示された.さらに海馬GluA1の再取り込み後のユビキチン結合が阻害される一方で、シナプスGluA1が過剰発現しており,シナプスの飽和現象が生じてAMAP受容体のtraffickingが抑制されている可能性が示唆された。またプロポフォール投与ではこれらの海馬の機能障害を認めなかったことから、術後認知記憶障害のリスク因子としては、吸入麻酔薬暴露が大きな要因を占めている可能性が示唆された。
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