研究課題/領域番号 |
24592313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
林 和子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (40285276)
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研究協力者 |
佐和 貞治 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (10206013)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | α波 / 加齢 / 睡眠 / 意識 / 麻酔 / コヒーレンス / 後頭 / 覚醒 / 脳神経ネットワーク / 脳波 / 脳神経科学 / 麻酔意識制御 / 脳内ネットワーク / alpha wave / binding / 統合 / 複雑系 / 後頭脳波 / 状態空間 / 認知症 / 譫妄 / パワースペクトル / 意識レベル |
研究成果の概要 |
覚醒時に後頭部に認められるα波が、麻酔後には前頭に移動し、これら後頭及び前頭のα活動はバイコヒーレンスの増大を伴っていることが明らかになり、α活動制御に視床皮質回路が関係することが示唆された. 一方、高齢者の脳波は成壮年少群に比べて低振幅で脳波のパワーが小さく、また浅麻酔時においても低周波成分優位である上、覚醒時の後頭部にみられるα活動が小さく、また麻酔鎮静時の前頭におけるα波、αspindle wave の形成も弱いことが明らかとなった.更に、高齢者では、吸入麻酔濃度変化に対する脳波の反応性が小さいことがわかった. これらから高齢者におけるα波を中心とした脳機能ネットワークの変容が示唆された.
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