研究課題
基盤研究(C)
本研究ではまず、独自の細胞材料とマイクロアレイを組み合わせた網羅的解析から新規胎盤関連候補遺伝子を探索し、続いて、得られた候補遺伝子のマウス個体レベルでの機能解析を行った。その結果、①過剰発現により胎盤形成不全や胎仔発育不全を呈する遺伝子、ならびに、②発現欠損により、胎盤肥大や分娩異常、新生仔貧血や新生仔期高死亡率など、出産前後の母仔に複数の異常を呈する遺伝子、を見出すことに成功した。これらの遺伝子改変マウスは、新しい不育症モデルになり得ると期待できる。