研究課題
基盤研究(C)
幼若ラットの低酸素虚血による脳障害モデルで、アセチルコリン刺激薬あるいは遮断薬が脳障害を劇的に軽減もしくは増悪させた。また低酸素虚血後の脳内ミクログリアの活性化のタイミングが部位別に異なり、脳内IL-1βの産生も高まっていた。これらの結果を踏まえて、低酸素虚血後のミクログリアの活性化のタイミングに合わせて迷走神経刺激薬を投与すると、ミクログリアの活性化も抑制され脳障害が軽減した。このように周産期における低酸素脳虚血後の脳障害には炎症が強く関与し、迷走神経刺激が障害抑制に有効であるこが分かった。
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