研究課題
基盤研究(C)
近年卵巣癌において抗 VEGF-A 抗体による抗血管新生療法が新たな治療選択肢として確立したが、その有効性は限定的であった。本研究では新規抗血管新生療法の開発を目的とし、種々の血管新生因子を制御する転写因子 Nuclear factor-kappa B (以下 NF-κB) に着目した。卵巣癌の大半で NF-κB シグナルは活性化しており、これは独立予後不良因子であることを見出した。特異的 NF-κB 阻害剤は In vitro、In vivo において抗血管新生作用を示し、顕著に卵巣癌腹膜播種を抑制した。即ち NF-κB が卵巣癌の新たな抗血管新生療法の分子標的となる可能性を提示した。
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