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毛の発生と維持にレチノイン酸はどう関わるか?

研究課題

研究課題/領域番号 24592711
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 形成外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

坂井 靖夫  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50272315)

研究分担者 細川 亙  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20181498)
板見 智  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (30136791)
研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードレチノイン酸 / 毛 / 発生 / 再生
研究概要

レチノイン酸(retinoic acid ; RA)の不活化酵素であるCyp26b1遺伝子欠損(Cyp26b1-KO)マウスは全身に様々な異常を呈するが皮膚では毛包形成不全が認められる。RAは発生段階における毛包誘導に必須であると判明したが、Cyp26b1-KOマウスが生直後致死のため生後の役割は不明であった。毛包はバルジに存在する幹細胞が皮膚再生に重要であり、また毛の再生自体も広く治療の需要がある。
本研究ではCyp26b1-KO皮膚のヌードマウスへの移植およびCyp26b1-conditional KO(CKO)を使用した皮膚特異的KOマウスを用いて、RAが毛の発生誘導と維持にいかに関わるかを解析した。胎生175日の皮膚をヌードマウス背部に移植すると、毛包の欠如していたCyp26b1-KO皮膚に発毛が誘導され表皮形態も正常に近づいた。毛質の変化に関しては、通常のマウスではzigzag、awl、guardの各タイプがありzigzagが80%を占めている,移植後のCyp26b1-KOではzigzagが有意に減少しており、毛乳頭での毛質を決定する遺伝子群(Sox18, IGFBP3, Krox20, IGF1など)に変化を来たしたものと示唆された。また、Cyp26b1-CKO皮膚を作成するためのCreマウスに関しては、間葉特異的Cre(En1、Hoxb6、Prx1)を順次交配させた。En1Cre-CKO皮膚は、表皮形態に異常はないか発毛誘導が遅れ毛質や毛流にも乱れが認められた。本マウスは長期生存可能なので毛周期の観察、また移植実験と同様の毛包幹細胞に注目した実験や毛質関連遺伝子の発現変化を見るためのモデル動物として有用であると思われた。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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