研究成果の概要 |
重度熱傷・外傷患者において白血球フェノタイプ(LP)解析により感染合併症や臓器不全が予知できるかを検討した.重度外傷熱傷患者16人と健常人5人を対象としてLP解析した.解析LP:CD4/8/11c/16b/25/36/66b/123/127/161,TLR-2/4,CCR-2/4/5,CXCR-3,CRTh2.熱傷患者では、外傷患者よりもCCR5,CXCR3,CD68,CD123が低下した.熱傷患者では、感染発症後にCCR5が増加し,CD25が低下した.感染・臓器障害発症後にはCCR5,CXCR3,CCR2,CD11cが増加した.熱傷後のTh1再上昇は感染合併症や臓器不全の発症が示唆された.
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