日常生活におけるストレスは有床義歯による咬合支持回復の効果に影響するか？

• 研究課題/領域番号: 24592943
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 補綴系歯学
• 研究機関: 大阪歯科大学
• 研究代表者: 前田 照太 大阪歯科大学, 歯学部附属病院, 教授 (10103110)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 咬合支持喪失 / ストレスマーカー / 唾液 / 起床時ストレス反応 / 疼痛刺激 / 起床時コレステロール反応 / 起床時コルチゾール反応

研究成果の概要

大臼歯部欠損患者の日常のストレスや気分との関連などを表すとされる起床時コルチゾール反応（CAR）と咬合支持回復との関係を検証した．いずれの被験者もストレス反応尺度とCARの関連は示さず，咬合支持との関連を明らかにできなかった．そこでどのような唾液中ストレスマーカーの組み合せが客観的評価につながるか，健常被験者の口蓋に実験的口蓋床で，違和感刺激，疼痛刺激を付与の条件下で，精神的負荷を模した暗算をさせた．クロモグラニンAは精神的ストレスがあると疼痛をより感知しやすく，その指標として有用であること，NGFは慢性的に不安傾向にある人に対しては変動を受けやすいため指標としては適さない可能性が示唆された．

研究成果

• [学会発表] 精神的負荷が口蓋への刺激による唾液中ストレスマーカーの反応に及ぼす影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 原弓加里，前田照太，岡崎定司
  • 学会等名: 日本補綴歯科学会第124回学術大会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
  • 年月日: 2015-05-31
• [学会発表] 精神的負荷が口蓋への刺激による唾液中ストレスマーカーの反応に及ぼす影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 原 弓加里，前田 照太，岡崎 定司
  • 学会等名: 日本補綴歯科学会第124回学術大会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ（埼玉県・さいたま市）
  • 年月日: 2015-05-31
• [学会発表] 機械的刺激と精神的負荷が種々の唾液中ストレスマーカーに及ぼす影響について (2014)
  • 著者名/発表者名: 原 弓加里，前田 照太，西崎 宏，岡崎 定司
  • 学会等名: 日本補綴歯科学会第123回学術大会
  • 発表場所: 仙台国際センター （宮城県・仙台市）
  • 年月日: 2014-05-24
• [学会発表] Influence of mechanical stimulus applied to palatal mucosa with mental stress on stress markers in saliva. (2014)
  • 著者名/発表者名: Teruta Maeda, Yukari Hara, Joji Okazaki
  • 学会等名: A Harvard School of Dental Medicine Continuing Education Course 2014
  • 発表場所: Boston, Massachusetts, U.S.A
  • 年月日: 2014-05-19
• [学会発表] 機械的刺激と精神的負荷が種々の唾液中ストレスマーカーに及ぼす影響について
  • 著者名/発表者名: 原 弓加里，前田 照太，西崎 宏，岡崎 定司
  • 学会等名: 日本補綴歯科学会第123回学術大会
  • 発表場所: 仙台国際センター