研究課題/領域番号 |
24592990
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
松井 義郎 香川大学, 医学部, 教授 (10181687)
|
研究分担者 |
小谷 一孔 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (20225452)
三宅 実 香川大学, 医学部, 准教授 (20239370)
三木 武寛 香川大学, 医学部, 医員 (20625181)
党 建武 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (80334796)
澤田 秀之 香川大学, 工学部, 教授 (00308206)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
|
キーワード | 口腔外科 / 舌癌 / バーチャルリアリティ / 手術訓練 |
研究実績の概要 |
平成25年度までに舌部分切除術を表現したバーチャルリアリティ(VR)シミュレーションのプロトタイプソフトウェアを開発した。これまでにどの分野においても作製されたことのないVR舌モデルが作られたことにより、以前は実際の手術において経験と訓練を積むことしかできなかった舌部分切除術において、模擬訓練を行うことが可能となった。舌モデルは一辺25個のバーチャルボールで表現された立方体の範囲内で表現されている。ボールとボールの結合に関する力(引張、摩擦など)の値を変化させることにより、舌の硬さや癒着度などの性状を細かく表現することが可能である。この技術により、VR舌の表面または内部に硬度の異なる組織、すなわち悪性腫瘍(癌)を表現することが可能となった。範囲や硬さを調節することで、舌癌の進展度を変化させ、診断や切除における難易度を設定した。今後、口腔外科医がこのシミュレーションを使用して訓練を行った場合、口腔外科医の技術力にどのような進化が生ずるか、また舌癌手術経験者と未経験者における技術力変化量の違いなどについて評価を行う予定としていた。 また、現時点において手術に用いるツール(摂子やメス、電気メス)について、VR上での形態表現が不十分であったため、ソフトウェア制作を依頼している日本バイナリー株式会社に対し、バージョンアップの依頼を行っている。今後も、性状だけでなく、視覚的にもより現実的なシミュレーションを目指し、評価を行う予定である。
|