研究課題/領域番号 |
24593177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
小笠原 正 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (10167314)
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研究分担者 |
柿木 保明 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10420762)
長谷川 博雅 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (60164828)
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研究協力者 |
岩崎 仁史 松本歯科大学, 歯学部, 助手
篠塚 功一 松本歯科大学, 歯学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔ケア / 歯科 / 口腔乾燥 / 剥離上皮膜 / 要介護者 / 経管栄養 / 口腔 / 要介護高齢者 |
研究成果の概要 |
要介護高齢者の口の中にしばしばみられる痰や痂皮のような粘着性の付着物は、病理組織学的に検討したところ、口腔内の上皮が剥がれ、唾液中の粘液物質が介在したものであることがわかり、剥離上皮膜と診断した。剥離上皮膜は、痰や痂皮と明確に異なり、80%以上が上皮成分であり、20%未満が唾液の成分であった。剥離上皮膜の形成要因は、経管栄養かつ口腔乾燥であった。剥離上皮膜がある者とそうでないものでは、肺炎起炎菌の検出率は、顕著な差がみられなかった。1日5回以上のリキッドタイプの保湿剤の噴霧は、剥離上被膜の形成を抑制した。つまり保湿剤を使用する口腔ケアにより剥離上皮膜の形成を予防できることが示唆された。
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