研究課題
基盤研究(C)
本研究は、母乳のアレルギ-疾患発症抑制効果について、多目的出生コホ-トの前方視的デ-タを用い、母親の育児内容(母乳か混合か)と、児のアレルギ-疾患(気管支喘息とアトピ-性皮膚炎に限定)との関連を検証することが目的であった。特に、母乳育児の期間とアレルギ-疾患の重症度に着目した検討を行い、本邦に根強く残る母乳神話の是非に1石を投じつつ、アレルギ-発症へのより具体的な超早期対策を講じることを目指した。最終的に、アレルギ-疾患の児と親を支えるサポ-トシステムに関した、母子保健領域への提言が期待された。前年度までの予備的調査では、①母乳のみ群 ②混合群 ③断乳群 における児の気管支喘息とアトピ-性皮膚炎の発症割合に有意差は見られなかった。また、生後14ヶ月と24ヶ月において、食物アレルギ-が認められた児の割合は③断乳群で有意に低い、といった結果が得られていた。2013年度は前年度同様に対象家族の追跡を行う予定であったが、研究代表者の移籍と被災地支援への専従に伴い、cohortの運営管理の継続が困難となった。この先、研究分担者によってdataのPC入力と入念なdata cleaningを終えることが出来れば、追加デ-タを用いた解析も可能かと想われる。
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