研究課題
基盤研究(C)
現代社会で問題化している過食を、味覚のおいしさや食からの報酬によって強化された学習行動と仮定し、その形成に関わる強化要因や脳基盤を調べるために、マウスにおけるショ糖過剰摂取行動モデルを作出し、その行動特性や生理基盤を調べた。行動特性の解析から、代謝的・エネルギー的欲求よりも味覚報酬やおいしさへの摂取動機づけが行動変容を強化する要因として働く過剰摂取モデルの作製に成功した。また、甘味呈味物の摂取亢進には、味覚と内臓感覚との連合による味覚嗜好学習とそれに基づく甘味嗜好性シフトが関わることを明らかとした。さらに、その学習には扁桃体基底外側核が関与することを脳内微小破壊法を用いて示した。
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