研究課題
基盤研究(C)
23年度以前の研究において、iPS誘導を阻害すること(iPS干渉)を指標に、分化を決める転写因子(マスター転写因子)がとれることがわかり、任意の細胞に使えると考えられた。本研究は、iPS干渉の分子機構を明らかにすることを目的とし、山中因子の一つであるOct3/4の働きを詳細に解析した。その結果、強制発現されたOct3/4は体細胞の高発現遺伝子に結合し、抑制することがわかった。これがiPS誘導の開始に必要で、マスター転写因子の強制発現などによって発現を維持すると、iPS誘導の阻害すなわちiPS干渉がみられる。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)
Proceeding of the National Academy of Sciences of USA
巻: 110 号: 16 ページ: 6412-6417
10.1073/pnas.1220200110
120005244176
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/index.html
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/masui/index.html