研究課題/領域番号 |
24617008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
前野 みち子 名古屋大学, 人文学研究科, 名誉教授 (40157152)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 放蕩息子の寓話 / 北ヨーロッパ / 十三世紀 / 農民像 / 都市文化 / キリスト教モラル / 貨幣表象 / 交換表象 / 『アラスのクルトワ』 / 居酒屋 / ルクスリア / リュクシュール / 十三世紀商業都市 / 都市民と農民 / 農民の貨幣使用 / 〈放蕩息子の寓話〉 / マイアー・ヘルムブレヒト / 十三世紀北ヨーロッパ / 中世社会文化史 / 宮廷人・都市民・農民 / 奢侈文化 / 中世社会経済史 / 中世都市アラス / 〈放蕩息子〉の寓話 / 〈金持ち〉の寓話 / 中世の娼婦 / 中世の居酒屋 / 中世の食卓 / 放蕩息子 / ステンドグラス / 中世市民演劇 / 奢侈(ルクスリア) / 貪欲(アウァリツィア) / 中世娼婦文化 / 中世商業都市 |
研究成果の概要 |
本研究は途中で研究方法を大きく変更し、十三世紀から俄に注目された〈放蕩息子〉の寓話に関する文学・図像研究に社会経済史的視点を導入した。この変更のために論文としての成果は極めて乏しいが、得られた知見は大きく、今後この方向での研究の展開に意欲を持っている。成果は以下の通り。1)この時代の〈放蕩息子〉の寓話への注目の背景には富裕農民層の出現という社会現象が存在した。2)聖界と都市民はこの現象にそれぞれ異なる立場から関心を寄せた。3)十三世紀の文学・図像における貨幣・交換表象の頻出、都市民の登場、農民への注目と牽制は、それまで徐々に揺らぎつつあった封建的経済体制の構造転換を映し出すものである。
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