研究課題
挑戦的萌芽研究
場面の広がりや背景に関係する臨場感はよく取り上げられるが、鑑賞にとって重要な前景要素(対象や事象など)の本物らしさを表す感性については検討が少ない。本研究では,この本物らしさに対応する感性を「迫真性」と定義し,臨場感は異なる時空間情報によって創出される独立した感性であることを示した。まず迫真性の概念を整備し、日本美や未完の美などと深い関連性をもつことを明確にした。次に、鹿威しやシンバル演奏などを例にとって、迫真性は、刺激量が少なめのときに最大値を示すこと、つまり逆理効果に基づくことを感性評価実験より明らかにした。また、迫真性と臨場感を評定する際に、異なった脳領域が活性化することも見出した。
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