研究課題/領域番号 |
24650181
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
遠山 稿二郎 岩手医科大学, 医学部, 研究員 (10129033)
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研究協力者 |
石田 欣二 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 技師長
花坂 智人 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所
松浦 絵里 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所
小笠原 勝利 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所
野崎 貴介 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所
浅田 千架子 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所
RICHARDSON William D University College London, Professor
ATTWELL David University College London, Professor
ANDERSON Patrick N University College London, Professor
LIEBERMAN Alexander R University College London, Emeritus Professor
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 細胞間隙 / 反射電子像 / 電子線トモグラフィー / 三次元再構築 / シナプス間隙 / Ranvier絞輪 / グリア細胞 / 拡散的神経情報伝達 / 電子顕微鏡 / 髄鞘 / ランヴィエ絞輪 / 反射電子 / 連続切片 / 三次元構築 / 中枢神経 |
研究成果の概要 |
近年、シナプスを介さない神経伝達物質の拡散による神経情報修飾の重要性が指摘されている。この伝達物質の拡散を支える脳内の細胞間隙について、極低温(-269℃)での急速凍結法・2軸電子線トモグラフィー法・反射電子像解析法を用いて立体的に調べた。 その結果、(1)細胞間隙は組織全体の体積の約3.7%であること、(2)シナプス間隙にはナノレベルの構造が存在すること、(3)神経情報伝達で重要な役割を担う、絞輪部(髄鞘に巻かれていない部位)軸索表面の3/4が細胞間隙に接し、1/4がグリア細胞に覆われ、(4)その一部は、軸索内の不要物処理に関与する可能性を示唆する形態を認めた。
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