研究課題
挑戦的萌芽研究
本申請課題では、治療用遺伝子を体内の望みの部位に運ぶナノ材料を生体成分から開発することを目指している。申請者は 生体内に存在する直径10nmの高比重リポタンパク質(HDL)に着目した。HDLは試験管の中でapoA-I蛋白質とリン脂質から作製できる。しかしHDLを血管内投与すると、肝臓細胞など正常細胞の持つHDL受容体に認識される。従って望みの部位(例えば癌組織など)にHDLを集積させるために、このHDL受容体に認識されにくくする必要がある。遺伝子組換え技術を用いて、様々なapoA-I部分断片を有するHDLを作製し、HDL受容体への親和性を評価したところ、親和性が低下したHDLを見いだした。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (20件) (うち招待講演 6件) 備考 (2件)
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