研究課題/領域番号 |
24650603
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
白井 正明 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (50359668)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 深海底 / 半遠洋環境 / 河川 / ダム堆積物 / 堆積物供給 / 東海沖 / 熊野沖 / 新潟沖 / 半遠洋性堆積物 / 鉛210同位体 / 過剰鉛210濃度 / 堆積速度 / 洪水 |
研究成果の概要 |
日本列島周辺の東海沖,熊野沖,新潟沖の3海域の陸域近傍の深海底(水深500~2000 m)で採取された泥質堆積物試料の鉛同位体(Pb-210)放射能濃度を測定し,過去50~100年程度の堆積速度を復元した. 陸域から流れ込んだタービダイト泥と半遠洋性泥質堆積物をPb-210濃度から判別することはできなかったが,各海域の試料において20世紀半ばに堆積速度がそれ以前の1/2~1/4程度に低下していることを見出した.堆積速度の低下とその海域に流入する大河川の巨大ダムの建設時期はよく一致し,陸域の人類活動(ダム建設)が深海の堆積環境に大きな影響を与えていることが推定された.
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