研究課題/領域番号 |
24651011
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北 逸郎 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (10143075)
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連携研究者 |
佐藤 時幸 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (60241668)
大野 正夫 九州大学, 大学院比較社会文化研究院, 准教授 (00251413)
桑原 義博 九州大学, 大学院比較社会文化研究院, 准教授 (90281196)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | マーキュリー / ミレニアム解析 / 氷床拡大縮小 / 氷床の出現・発達期 / ナンノプランクトン / 北大西洋 / 透光帯水塊構造 / IODP / マ-キュリー / 水銀 / 海洋底堆積物 / 有機物 / 窒素同位体比 / 炭素同位体比 / 氷床拡大期 / 千年周期 |
研究概要 |
氷床出現発達期の250-255万年前の北大西洋堆積物中の水銀含有量に,約3千年と5千年のミレニアム周期の気候変動が存在する。この変動は総有機炭素量(TOC)と同海域に流出した漂流岩屑(IRD)量に正相関し,TOC量の変動はナンノプランクトンの上部透光帯種の化石数と有機炭素同位体比に逆相関する。この結果は,同海域の過去100万年間の堆積物のミランコビッチ周期の変動関係と同様であり,この両期間で,同様な“IRDと水銀を含んだ氷山が,気候変動に伴って周期的に流出・融解し,この時増加した海洋水銀が植物プランクトンの下部透光帯種によって消費・有機水銀化されて堆積するメカニズム”を明らかにした。
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