研究概要 |
嫌気性処理と膜分離技術を組み合わせた膜分離メタン発酵法を開発した。本研究では, 25 ℃において2種類の人工下水を用いた連続処理実験を行い, 処理性能に及ぼす水理学的滞留時間 (HRT) の影響を評価した。HRT 12 hにおいて, 溶解性人工廃水リアクター及び浮遊物質 (SS) 含有人工廃水リアクターの膜透過水の化学的酸素要求量 (COD), 生物化学的酸素要求量はそれぞれ34, 11 mg/L, 19, 8 mg/Lであった。流入COD 100%の内, 72, 65%がメタンに変換され, 高いメタン収率であった。また反応槽における古細菌と真正細菌の群集構造を明らかにした。
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