研究課題/領域番号 |
24651072
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
高橋 美穂 (田中 美穂 / 高橋 美穂(田中美穂)) 東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 准教授 (30236640)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ケイ酸 / 錯形成 / ストロンチウム / セシウム / シリカゲル / テトラエトキシオルトケイ酸 / 多量体 / 錯体 |
研究概要 |
ケイ酸を溶解できる環境にやさしいイネ用の肥料のケイ酸を用い、土壌中の90Srや137Csの除去を試みた。土壌中ではCsとSrの溶解挙動が異なり、Srは水だけでも、肥料のケイ酸を加えた水でも、土壌に含まれるケイ酸と安定な錯体を形成し、土壌から100%抽出された。しかし、Csはケイ酸を含む水溶液では1.5%以下しか抽出されなかった。Srはケイ酸と2座配位で錯イオンが生成していた。しかし、Csでは、ケイ酸との錯イオンがわずかしか検出されなかった。Csの溶液平衡によって生じたケイ酸の多量体が、Csの錯形成に使用できるケイ酸の量を減らし、土壌中のケイ酸などに吸着を促進させると考えた。
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