研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、高速分子イオンのナノキャピラリー透過による表面ウェイク効果を実験的に研究し、キャピラリー内壁表面との相互作用によって発生する電子分極効果による分子軸配向に関する情報を得ることを目的とした。加速器から得られた高い平行度を持つ高速HeH+イオンをナノキャピラリーに入射し、出射する粒子のエネルギーを高分解能に分析することで、表面ウェイク効果の発生を調べた。出射する粒子のうちH+イオンのエネルギー分布を詳細に調べると、表面ウェイクが発生した際に見られる特徴が現れた。この結果から、高速分子イオンがナノキャピラリーを透過する際に、表面ウェイクによる分子軸配向が起こるを見出すことができた。
すべて 2015 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 1件)
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B
巻: 354 ページ: 109-111
The Japanese Journal of Applied Physics, Conference Proceedings
巻: 2 ページ: 0111031-7
J. Phys. B: At. Mol. Opt. Phys.
巻: 46 号: 11 ページ: 115201-115201
10.1088/0953-4075/46/11/115201
巻: 315 ページ: 336-340
巻: 293 ページ: 6-10
120005243651