研究課題
挑戦的萌芽研究
自由電子レーザーは、電子ビームの持つ運動エネルギーを直接レーザー光に変換するが、その変換効率は高くない。加速器で発生する電子ビームが磁場で曲げられるとバンチと同程度の波長をもつ強いコヒーレント放射が発生するが、1ミリ以下のバンチ発生は難しい。本研究は、自由電子レーザーを短い電子バンチの発生機とし大強度単色コヒーレント光を発生する新しい手法の開発を目指した。実験に使用する自由電子レーザーで電子ビームのエネルギー分布を測定したところ、予想以上にエネルギー広がりが大きいことが分かった。自由電子レーザーで発生するバンチは一様磁場中では消滅すると考えられるため、特殊な磁場を用いる必要がある。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)
Nucl. Instr. Meth. A
巻: 773 ページ: 97-103
10.1016/j.nima.2014.10.071