研究課題
挑戦的萌芽研究
種々の仕事関数を有する金属とルブレン有機半導体の組み合わせにより、SiO2上をポリメチルメタクリレート高分子(PMMA)でコーティングした基板とテトラコンタン(TCN)で表面処理した基板に成膜したルブレン有機半導体を対象として、電界効果トランジスタ(FET)特性を調べた。その結果、TCN/SiO2基板上に作製したFETの場合には、金属(Au,Al,Ca)の仕事関数に依存せずに、電子とホールが同様の効率で注入できる事が分かった。また、光電子分光ならびにFET特性の温度変化から、有機半導体と金属電極の接合状態が、通常のショットキー接合状態からバーディーン接合状態へ変化できる事を確認した。
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