研究課題
挑戦的萌芽研究
リン脂質膜を反応の場として用い、ジスフフィド結合を豊富に含むペプチドの酸化的フォールディング反応の開発とその解析に取り組んだ。まず、化学合成法によりシステインリッチペプチドを調製し、様々なリン脂質組成の脂質膜を用い反応を試みた。グリセロリン脂質が良好な結果を与えた一方、スフィンゴミエリンなどアミド結合を含む脂質では低収率であった。また、逆相HPLCのペプチドの保持時間から反応結果の予測が可能であることを見いだした。次に、ジスルフィド結合の形成過程を酵素消化と質量分析により解析し、従来の溶相反応とは異なる中間体を検出し、脂質膜上での反応ではユニークな反応経路を経ることが示唆された。
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Peptides Science 2013
巻: 未定
Plant Cell Physiol
巻: 54 ページ: 1253-1262
10031195179
Journal of Synchrotron Radiation
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巻: (in press)
Plant Cell Physiol.
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