研究課題/領域番号 |
24652168
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
杉村 和彦 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (40211982)
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研究分担者 |
坂井 真紀子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 講師 (70624112)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 内発的発展 / 村落開発 / 歴史の記述 / 地域情報 / 地元学 / 民俗学的方法 / 地域の覚醒 / 情報の継承 / 参加型開発 / 住民のイニシアティブ / 内発性 / 途上国 / 村誌作り / 応用人類学 / NGO |
研究成果の概要 |
本研究が対象としたタンザニア・ドドマ・ゴゴ社会の一村での現在進行中の村誌作りの中で以下の三つの論点が研究成果として明らかになった。 第一点は、地域社会の中での「伝統」「在来性」の意味の流動化の中でのアイデンティティの喪失状況。第二点としては、村誌における「地域」の意味の捉え直しの必要性である。ここで対象とした農牧民も含めてアフリカ農村地域社会は「流動性」をはらんでおり、属地的な定住的イメージとは異なる視点の重要性であること。第三点は「内発的発展」の中の村誌プロジェクトの意味である。開発におけるこうした<自己内省>の方法は、他地域の様々な事例に対しても、応用可能なものであること。
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