研究概要 |
カルボキシル基を有しかつ一部の置換基に相違のあるローダミン系色素AR87, AR9, RhB, Rh6Gを二酸化チタンへ吸着させ、吸着量の違いを比較した。AR91とAR87に比べてRhBとRh6Gの吸着量が1桁以上少ないことがわかった。 吸着前の増感色素分子溶液を試料にラマン散乱スペクトルの測定を試みたが、現時点では、カルボキシル基の同定に成功していない。 さらに、時間分解分光光源としてモード同期Yb:KYWレーザーの第2高調波520nmを用いたフェムト秒ポンプ・プローブ分光法により、RhBの励起状態は数ピコ秒で緩和する成分とより長寿命で緩和する成分の2つの緩和過程をもつことがわかった。
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