研究課題/領域番号 |
24654090
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
溝口 幸司 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10202342)
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研究分担者 |
萱沼 洋輔 大阪府立大学, 21世紀科学研究機構, 教授 (80124569)
大畠 悟郎 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 助教 (10464653)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | コヒーレントフォノン / 波長分解ポンプ・プローブ法 / 誘導ラマン散乱 / 動的誘電応答理論 / 検出周波数依存性 |
研究概要 |
コヒーレントフォノン場中の電子・格子ダイナミクスを明らかにするため,波長分解ポンプ・プローブ法を用いて,コヒーレントフォノンの特性を調べた。CdTeに対して透明領域の励起において,コヒーレントフォノン振幅の検出エネルギー依存性は,プローブ光の中心波長からフォノン振動数だけシフトした位置でピークを有し,不透明領域励起では,2倍のフォノン振動数だけシフトした位置でピークを持つことがわかった。この検出エネルギー依存性について,構築した動的誘電応答理論を基に議論を行った結果,検出エネルギー依存性は,コヒーレントフォノン場によって変調された電子遷移の複素誘電率を考慮することで説明できることがわかった。
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