研究課題/領域番号 |
24654095
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
市村 晃一 北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50261277)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 走査トンネル顕微鏡 / 高圧 / 有機導体 / 電荷秩序 / 強相関電子系 |
研究成果の概要 |
低温・高圧下で動作する走査トンネル顕微鏡(STM)を開発した。これとあわせ強相関電子系のひとつである有機導体をSTM観察し、その電子状態について調べ、電子-電子相互作用のうちの長距離クーロン力の果たす役割について議論した。 低温で電荷秩序状態を取りやすいalpha型のドナー配列を持つ3つの有機導体をSTM観察を行い、その共通の性質として、基底状態によらず高温で電荷不均化が生じるという新しい知見を得た。また、ストライプ構造をとる電荷不均化パターンはバンド構造の異方性により変化することを見出した。本研究で得られた知見は、強相関電子系の特徴のひとつである電荷秩序の発現機構の解明に寄与する。
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