研究課題/領域番号 |
24654099
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 哲也 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10189532)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 高温超伝導 / ナノ粒子 / 局所磁気特性 / SQUID顕微鏡 / 超伝導 / サブナノ粒子 / ジョセフソン接合 / 量子化磁束 |
研究概要 |
YBaCuO系超伝導体のサブナノ粒子を合成し、マイクロ波顕微鏡を用いてその磁気特性を調べた。3Kにおいてサブナノ粒子集合体の磁束分布を測定した結果、明瞭な磁気シグナルを観測した。各粒子のサイズはコーヒーレンス長さと同程度であり、粒子内部に量子化磁束が形成させるとは考えにくい。実際、観測された磁束量は量子化磁束値とは異なる値であった。従って、上記の結果は、サブナノ粒子がジョセフソン接合で結び付いた環状の構造が形成され、その内部に捕捉された磁場を観測したものと解釈できる。ただし、温度上昇に伴い、補足磁場は消失したことから、超伝導転移温度の上昇は確認できなかった。
|