研究課題/領域番号 |
24654102
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 憲昭 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30170773)
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研究分担者 |
石政 勉 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授 (10135270)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 準結晶 / 量子相転移 / 量子臨界現象 / 量子臨界 / 物性実験 |
研究概要 |
地球上には3種の固体(古くから知られる結晶、ガラスに代表されるアモルファス、30年ほど前に発見された準結晶)が存在する。準結晶の幾何学的構造はよく理解されるようになったが、その物性(磁気的・熱的性質など)は未解明のままである。我々は、本研究において、Au-Al-Yb準結晶の温度を絶対零度に向けて下げていったとき、ある種の重い電子系物質(結晶)に類似した発散的な磁気的・熱的応答(量子臨界現象)が出現することを見出した。さらに、この量子臨界性が準結晶特有の臨界状態に関わっている可能性を指摘した。これらの発見は、準結晶と結晶の研究分野の境界に拡がる、新しい研究領域の開拓につながるものと期待される。
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