研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では金属でも半導体でもない新しい伝導体のzero gap 伝導体で最も特徴的な電子構造である価電子帯と伝導体の接点のディラック点近傍で相対論的量子に特徴的な線形分散関係が成り立っているのか直接的に調べるため、圧力下で熱起電力を測定することを試みた。その結果、低圧側では電荷秩序形成に伴って存在するフェルミ準位でのgapによるゼーベック係数の消滅が観測され、高圧のzero gap状態ではgapは消滅し、ディラック点から5meVの範囲ではほぼ線形分散関係を満たすゼーベック係数の温度依存性が観測された。さらに1meV以内のごく近傍では電子間相互作用等による状態密度の減少が初めて観測された。
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JPSJ Invited Review Papers
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