研究課題
挑戦的萌芽研究
西オーストラリアのファレル珪岩層(30億年前)の複数地点から産出する微化石について詳細な研究を行った。その結果,内部に一個~複数の大型娘細胞(あるいは胞子)を有する,真核細胞的な特徴を有する極めて貴重な標本を発見した。また高解像度の走査電子顕微鏡分析によってレンズ状微化石のつば状突起(フランジ)が微細なメッシュ構造を有し,細胞骨格の関与で形成された可能性を示すことができた。さらに個々の微化石の炭素同位体比の特徴(マトリクスの炭質物と異なる)やリンと窒素の濃集を明らかにし,その生物起源性を確固たるものとした。
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Geology
巻: 41 号: 6 ページ: 651-654
10.1130/g34055.1
Geochimica et Cosmochimica Acta
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巻: ?