研究課題
挑戦的萌芽研究
約22億年前のラテライトの風化断面の鉄と酸素の安定同位体の地球化学より当時の大気中酸素濃度の程度を明らかにしようとする本研究では、鉄同位体比対酸素同位体比の負相関(ラテライト化作用が強い部位ほど54Feが溶脱して56Feにより富み、降水の影響下で形成する2次鉱物は18Oに枯渇する)を発見した。数値モデル計算より、水/岩石比 が 10,000-100,000程度であり、現代のラテライトの形成時のものと同程度であること、ラテライト形成場は現代の (亜)熱帯域に相当したこと、さらに約22億年前の海洋の酸素同位体組成が 0 ‰であったことも示した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (29件) (うち招待講演 1件)
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