研究課題
挑戦的萌芽研究
超重元素の新規化学実験手法として、迅速な水酸化サマリウム共沈試料の作成とその高分解能α線測定の手法開発を行った。また、104番元素Rfの共沈の実験を目指して、同じ4族元素のZr, Hfおよび擬4族元素のThについての基礎研究、および迅速な加速器オンライン実験のための半自動沈殿作成装置の開発を行った。その後、Zr, Hfに対して加速器オンライン共沈実験を行い、Rf実験の条件を決定した。そして、実際に理化学研究所の加速器を用いて261Rfを合成し、アンモニア水中及び水酸化ナトリウム水溶液中でのサマリウム共沈挙動を調べることができ、超重元素に対して初めて沈殿に関する化学挙動を観測することに成功した。
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RIKEN Accelerator Progress Report 2013
巻: 47
Journal of Nuclear and Radiochemical Sciences
巻: 14 ページ: 7-11
巻: 47(in press)