研究課題/領域番号 |
24655134
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物質化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
久枝 良雄 九州大学, 工学研究院, 教授 (70150498)
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連携研究者 |
阿部 正明 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (90260033)
嶌越 恒 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (00284539)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 機能触媒 / 多孔性錯体 / 光増感剤 / ビタミンB / 脱ハロゲン化反応 / 1,2-転位反応 / 金属錯体 / 光増感作用 / ビタミンB12 / 固体触媒 / 官能基1,2-転位反応 |
研究概要 |
近年、種々の多孔性錯体フレームワーク(MOFs)が合成され、ガス吸 着剤や高分子合成触媒としての応用が活発に研究されている。本研究では、多孔性錯体フレー ムワークに新たに光増感機能を付与した錯体フレームワークを創製し、可視光を駆動力とした 固体触媒の開発を目指した。光増感剤としてはルテニウム錯体を用い、触媒分子としてはビタ ミンB12 モデル錯体を用いた。多孔性錯体フレームワークを構成できる金属イオンとして亜鉛 (II)イオンを採用し、補助配位子、光増感能をもつルテニウム錯体の組み合わせにより、大きな 空孔を有する多孔性錯体フレームワーク構築した。多孔性錯体フレームワークに導入した光増 感剤は可視光により励起され、ビタミン B12 モデル錯体を還元して活性な Co(I)種を生成した。 本固体触媒を用いた可視光照射による有機ハロゲン化物(環境汚染物質)の分解反応および官 能基の1,2-転位反応に成功した。
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